作者のひとりごと

作者のひとりごとの過去ログです。最近のひとりごとはこちらです。ツールと関係のある雑記はツールの方針や来歴に置きます。なお、このページの内容は、ほかのサイトやコラムで使用する文章の草案を兼ねている場合があります。

アイドル最強議論

すごいのはアイカツだけじゃないという話

『ラブライブ!最大トーナメント編』みたいなMADが好きです。


「光と影と」にオーロラライジングとユリカ様を重ねる発想とか好きです

内容は、『ラブライブ』『アイカツ』『プリティーリズム』『アニマス』『AKB0048』の映像を『バキ』の主題歌に合わせて、アイドル同士で戦うアニメのオープニングのように仕立てたMADです。

ただ、この動画のコメントでは、「アイカツだけガチで筋トレしてるからなw」「スターライト学園卑怯じゃね?」と、『アイカツ』を優勝候補に押す声が強いのですが、それについて異論があるので、この場に書き散らかしておきたいと思います。

おそらくあなたはAKB0048をナメている

その5作品で戦うとしたら、能力と実績からいって、優勝候補は『AKB0048』です。

確かに、『アイカツ』は、現役アイドルの女子中学生が崖を登ったり、斧を振り回したりするのが学園アイドル系の世界観のなかで異様で、それが面白いです。

しかし、『AKB0048』は、根本的に世界観がマクロスで、5作品で唯一、戦闘が前提のアイドルグループだという設定で抜けています。

まず、AKBの入団セレクションを受ける候補生たちは、10日間の短期集中特別レッスンを受けます。


AKBのレッスン風景

そして、入団セレクションの最後には、戦場に放り込まれても逃げずに戦えるかをテストされます。


AKBのオーディション風景


泣き叫ぶAKB候補生(不合格者)


踏みとどまるAKB候補生(合格者)

そうしてAKBに入って活動を続けて、センター候補ともなると、生身で実弾を弾けるレベルになっています。


「く、来るなー!」と怯えながら銃を乱射する敵兵に、歌いながら迫るAKB


そしてこの笑顔である


こうして歌を聞かせることで、敵兵を自分のファンとして洗脳します

なお、最終回では敵の宇宙戦艦と戦いますが、AKBは対艦砲を直接生身で受けても無傷でした。


敵艦のブリッジに突然テレポートで出現するAKB


しかも増える


そのまま歌って敵艦のクルーを洗脳します

そんな感じで宇宙戦艦7隻以上を撃退したという戦果は、5作品の中で突出しています。

ただ、アイドル同士の戦闘ではマインドコントロールは効かないと仮定すると、AKBの不殺主義はネックになりそうです。

とはいえ、飛行用のフライングプレート、近接戦のマイクサーベル、遠距離攻撃のミサイリウムなど、基本装備からして実戦仕様。


渡辺麻友(3型目)

不殺主義は「戦場に出るにしては甘い」という程度で、そもそも戦場に出ることを前提にしているという時点で、不利な材料というほどでもない気がします。

最大トーナメントルールで武器の使用は禁止だとしても、「分身」「バリア」「テレポート」「バシルーラ」「時の狭間の前田敦子からの支援魔法」などの謎能力は凶悪ですし、生身でも通常兵器がまったく通らない以上、並みのアイドルの火力でAKBを墜とすのは至難です。

しいて不安材料を挙げるなら、智恵理以外は性能が落ちること、能力をフルに発揮するためには条件があること(デュアリウムの多い地形など)、全力全開時にセンターノヴァ現象で自滅する恐れがあること、などでしょうか。それでも、並みのアイドルが相手なら、智恵理ひとりで本気を出さずに無双できそうです。

プリズムアクトはハートの革命

AKBの対抗馬を考えると、残る4作品では、しいていうなら、やはり『プリティーリズム』に可能性を感じます。

なんといっても、宇宙空間でバリアを張る描写があるなど、ある程度はAKBの謎能力に対抗できそうな、超常の力があるのが強みです。


このあと地球に落下していくところまでが逆シャア

ただ、プリズムスターの能力は基本的にプリズム空間で発揮されるもので、現実空間への影響は未知なところがあります。

まあ、フレッシュフルーツバスケットで具現化させたフルーツを普通に食べている以上、現実にまったく干渉できないことはないはずです。記憶をなくした人もいますし。

描写されている限りでは、少なくとも、現実空間で人力忍法・火の鳥は出しています。

また、描写の範囲だけで、スターダストシャワー、ハットトリックスター、ポップンキャンディーロケットなどは攻撃魔法として使用可能。

ゴールデンスターイリュージョン、胸キュン体験、ハートアーチファンタジーは攻撃補助魔法として活用していますし、ラブリーレインボーは広範囲の防御魔法です。

もしも仮に、エターナルビッグバン、オーロラライジングドリーム、無限ハグエターナル、絶対アイドル☆愛・N・Gなどの威力が現実空間に反映可能なら、AKB(対艦戦可能)よりもプリズムスター(惑星破壊可能)の方が戦闘できる規模が大きいかもしれません。

ただ、もしもエターナルビッグバンでの戦闘が可能なら、本編でも、みおん様だけで阿世知欽太郎に勝てたのではないか、という疑問が生じます。

また、技の性質でいえば、作中でもっとも攻撃に特化しているのは、「プリズムアクト・スーパーヒロインタイム」のプリズムファイヤーローズハリケーン → プリズムトランスフォーム → プリズムユニコーンデストロイのコンボですが……。

しかし、技は良いとしても、2期で自他共に認めるかませキャラに成り下がった「せれのん」の格としては、主人公補正を持つ他作品のアイドルに通用する気がしません

仮に『ラブライブ』と戦ったとしても、序盤は火力で圧倒しながら、終盤に捨て身の反撃を食らってにっこにっこにーと相打ちで終わる程度の展開しか想像できません。

(せめて、せれのん抜きでかなめちゃん単体なら……。でも、2期45話のレインボーライジングは、1期37話で失敗した演技の完成形にして、かなめちゃんの到達点という感じで大好きです。戦闘力は低そうですけど)

そんなこんなで、もろもろを踏まえると、インフレの激しい2期のラストを締めたキラメキフューチャースターあたりが、プリリズ勢が出せる最大プリズムだと考えておくのが妥当かもしれません。

やっていることは『AKB0048』のラストのNO NAMEとあまり変わらないですし、智恵理と戦っても、そこそこ勝負になるような気がしないこともないです。

(両作品では「閉じた扉」ネタも地味に被ったのですが、「今度こそ心のドアを開いてみせる!」と言いつつテレポートしやがった智恵理と、設定ガン無視で扉を拳で破壊して解決したみあでは、やや芸風が違います)

(キラメキフューチャースターはシェルブリッドとかマジンガー系統のド直球の攻撃技なのがけっこう好きです)

筋トレ対決

ともあれ、智恵理に対して打てる手がほとんどない『ラブライブ』『アイマス』『アイカツ』あたりは、『AKB0048』と戦うのは厳しいように思います(売上で戦うなら立場は逆転するのですが

ただし、筋トレシーンだけを比較した場合では、やはり『アイカツ』は脅威です。

もちろん、『AKB0048』でも筋トレはしておりますが、

かなたさんは暇があれば筋トレをしているキャラで、腹筋では腹斜筋にも効かせようとしているのが好印象ですが、見たところそれほどの負荷はかかっておらず、筋トレというよりも有酸素運動のような運動効果しか得られていない印象です。

また、『プリティーリズム』でも、「腹筋200回」程度ならギャラクティカ余裕があり、

200回できるなら、やはり筋トレというよりも有酸素運動のような効果になるでしょうし、それほど印象的な筋トレ描写はありません。

その点では、特筆すべきは『アイカツ』で……。

垂直腹筋の負荷もハンパないですが、体重を支えながらバランスを取っているカーフがヤバイです。

しかも、ぼっち部屋で補助も付けずに、バランスを崩せば頭から転落……。

普通なら首の骨を折る恐怖からこんな体勢になることすらできないと思いますが、だれも見ていないのにコウモリを模したぶっちゃけ死にかねない腹筋をこなす、さすがのユリカ様でした。