「実況ログ to XML」の使い方(秒のないログについて)

秒のないログ

・昔の番組では、実況掲示板のログの投稿時間が「何時何分」までしか記録されてなく、「何秒」に投稿されたか分からない場合があります。

(※全部「8時37分」の投稿ですが、8時37分0秒の投稿と8時37分59秒の投稿では、表示すべきタイミングが全然違ってしまいます)

・こういったログも、通常と同じ手順で普通に変換すれば、発言順に秒数を割り振って、コメントファイルを作成します。

・ただ、元々情報不足なので、どうしても、コメントの表示されるタイミングがズレる部分が出てきます。

・それでも、コメントが極端にズレ続けるようなことは少ないので、いちおう、ギリギリ実用できるかも知れません。

(元は同じ「8時54分」の投稿ですが、適当に秒数を調節したりして、コメント的に使えるようにしています)

いちおうの説明

・基本的には、同じ「分」の投稿を、均等っぽく配置します(8時37分の投稿が3つあれば、「37分10秒」「37分30秒」「37分50秒」に配置するようなイメージです)

・ただ、実際には、「あまり投稿のない部分」と「投稿の集中する部分」があるので、少しだけ調節しています。

・たとえば、2006年1月6日の『落語天女おゆい』の放送では、「2時14分40秒」ごろに歌丸師匠が登場しました。

・「2時14分」に書き込まれた投稿は115個ですが、その後半の81個は、「歌丸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」みたいな発言ばかりで埋まっています。

 (※以下、延々と続きます)

・つまり、「2時14分付け」の投稿のうちの「約70%」(81/115)は、2時14分40秒以降に書き込まれたもので、残りの「30%」が、2時14分0秒~2時14分40秒の書き込みだったと思われます。

・さて、そんな「2時14分付け」の115個の投稿を、1分間に均等に割り振ってしまうと、「2時14分18秒」くらいからずっと「歌丸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」というコメントが流れ続けることになります。

・実際に歌丸師匠が登場するのは「2時14分40秒」くらいなので、それだと、歌丸師匠が登場する20秒以上前から、「歌丸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」が始まってしまいます。

・そこで、秒数を割り振る処理では、「直近に似たような発言が続いている場合」は、コメントの間隔を詰める感じ(弾幕っぽくなる感じ)に処理しています。

(※「NicomentXenoglossia」で作ったコメントファイルで再生した場合。そこそこ合ったタイミングで「歌丸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」が流れ出します)

・ただ、このあたりは、「単純に均等に割り振るよりはマシになることが多い」という程度です。

・コメントが表示されるタイミングが20秒もズレることはあまりないと思いますが、10秒くらいフライングしたり、遅くなったりは、それなりに発生します。

※たとえば、同じ「分」のあいだに“弾幕”が2つ以上あるケースに弱いです。

※オープニングの合いの手コメントなども、タイミングが合いません(軽い“弾幕”が短期間に何度も出てくるようなケースは超苦手です)

※『落語天女おゆい』については、上で例にしたアニ特(発言多いけど秒数なし)のログよりも、番組ch(発言少ないけど秒数あり)のログから変換する方が良いでしょう。

ミリ秒について

・ニコニコ動画仕様のコメントファイルでは、コメントの表示タイミングは、100分の1秒単位で指定するようになっています。

・完全に「同時」に流れてくるコメントが多いと気持ち悪いので、秒のないコメントの場合、上記のように「秒」を決めたあとで、秒未満の部分は適当にズラしています。

「秒のないログ」を使う場合のまとめ

・操作方法に変更はないので、普通の実況ログの場合と同じ手順(基本的な使い方などを参照)で処理するだけです。

・ただ、もう少しだけ便利な使い方の「タイミングの微調整」という項目に書いた、「全体的に2~3秒早くしてみる」設定は、しなくて良いです。

・どうしてもコメントの表示タイミングがズレる部分が出てきます。あまり期待しないでください。ごめんなさい。